衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第7巻より
2014年(平成26年)10月25日 ベストグループ道北道東地区見聞会②
成功する方の心とはどのような心でしょうか。それはポジティブ、肯定的な心です。成功者はネガティブではありません。成功と失敗は正反対ですから、失敗者は自分のことしか考えません。人のことは考えず、社会のことも考えず、自分さえ幸せになれば良いと考えているのが失敗者です。そして、失敗者は他者否定や自己否定をするのです。車でたとえれば、失敗車は事故ばかりを起こすような方です。
ポジティブな人は成功する力を持っているのです。仕事を通して人のために役に立ちたいという考え方をするのです。また、ポジティブな人は運転をする時も、事故をしないように、周りのことを考えて運転をします。しかし、ポジティブな人は一生懸命に働いているから、いずれは事故を起こしてしまうのです。
成功者は、いずれは失敗を経験します。失敗者は成功することはほとんどありません。一度失敗してネガティブになると、成功する方はほとんどいないのです。失敗する方は失敗するような運転をしているのです。成功する方は成功するような運転をしているのです。全く事故を起こさない方は僅かしかいません。
やはり、朝から晩まで車を運転し続けると、車だって傷むに決まっています。車が傷んだら修理をするでしょう。しかし、修理不可能になったら車を廃車にするでしょう。あなた方は体を自分と思っているのです。そうすると、体という車が廃車になったら、あなたの人生は終わりとなるのです。
成功と失敗は正反対ですから、相対するものが同時に存在するのがこの宇宙です。光の反対は闇です。明るいの反対は暗闇です。健康の反対は病気です。お金持ちの反対は貧乏です。これが、相反するものが同時に存在するということです。表があれば必ず裏があるのです。
そうすると、人間には成功と失敗しかないのでしょうか?私は永遠に成功する方法はないだろうかと思うようになりました。この体があるうちに、永遠に成功する方法を学びたいと思ったのが、四十四歳の時からでした。
私は会社が潰れかけて立ち直る過程の中で、「売上を伸ばしても、どっちみちいつかは潰れるだろう。永遠に幸せになる方法があったら学びたい」と思うようになりました。
しかし、日本には永遠になる方法を教えて下さるところはありませんでした。日本にはそのような教えが無かったので、インドの本場へ行きました。三日間インドに滞在しましたが、帰りがけには「私は残された人生を人類や社会の役に立つために使いたい」と決意しました。
私は自分のために人生を使わなくなったのです。生活ができるくらいの収入があれば良いと思うようになりました。もしもこの世界に来なければ、私はいまだに仕事、仕事で苦しんでいたと思います。そして、この世界に来なければ、おそらく病気になって人生は短かったかも知れません。苦しみや悩みで、本当に大変な人生だったかも知れません。
この世界に来てお陰様で悩みも苦しみもなく、生きている最高の喜びを感じながら、人類のために貢献できる人間こそが真の人間であるということが少し分かるようになってきました。
人は何のために生まれたのかという目的を知る上では生活もしなければいけませんから、お仕事も少しはしなければいけません。生活するためにはお金も必要です。家族も生活をするために、責任を持って義務を果たさなければいけません。
真理が分かると悩みや苦しみが無くなるのです。心配や不安も無くなるのです。やることなすこと、全てが上手くいくのです。それは、体という車を自分のために運転しないから上手くいくのです。
社会や人類のためにしかこの体を使わないから、成功するのは当たり前です。私は永遠に幸せになる方法をインドで学びました。そうすると、やることなすことが全て上手くいくようになりました。
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