衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より
2018年(平成30年)8月5日 ベストグループ道南見聞会 ③
白い心(浄性(じょうせい))になると、命が見えるようになるのです。たとえば、太陽の下に、綺麗な水が入ったバケツがたくさん並んでいるとします。綺麗な水は透明で汚れていないので、それぞれのバケツの水面に太陽が映ります。このように、綺麗な水のような心を浄性と言います。
しかし、水が真っ黒で揺れていれば、太陽は水面に映りません。つまり、鈍性の人は、この世のことでいつも心が揺れているのです。赤い心(激性)の人は、社会的には地位を得たり、物質やお金を得たりして、人から見ると成功者と言われます。
しかし、成功の反対は失敗です。ですから、今は成功していても、いずれ失敗するかも知れません。赤い心の人は自分の利を求めて、色々なことでいつも燃えていますので、心が揺れているのです。このように、水が揺れているとバケツに太陽は映りません。
損得を乗り越えた心、失敗と成功を乗り越えた人は、白い心(浄性)です。白い心の人は、水が綺麗で、揺れも少ないのです。白い心の人は、心が平安なのです。「物質が全てではない。見えない存在や命が一番」と思う人が、白い心です。
白い心の人は損得では動きません。善悪でも動きません。白い心の人は、正義のためならば動きます。人類や社会の役に立つことならば動きます。ですから私は、白い心の人を育てるお手伝いをさせて頂いているのです。
命の存在を信じたら、即、白い心になるのです。白い心になると、どんなことが起ころうとも、命の力で守って頂けるでしょう。
命は宇宙で最高の存在です。命は不滅の存在です。人類が滅亡しようとも、命は永遠に存在します。
インドでは、命とは内在する神と言われます。あるいはアートマンとも言われます。仏教では内在する仏と言われます。私はインドでずっと学び続けました。命の呼び名が違っていても、「全ては一つ」だと分かるようになりました。
太陽があらゆるバケツに映っているように、「一なる存在」が多となったと、インドで学びました。この「一なる存在」を知るために、人間を創られたのです。「一なる存在」について学び出すと、人生は全く変わるのです。
その「一なる存在」を本当に実感認識した時に、真理に到達したと言われるのです。日本の教育基本法にも「真理と正義を希求せよ」という言葉があるように、真理は人類にとって最高の教えなのです。
命の存在を理解した方だけが、真理が分かるようになります。人類のために真理に到達する方を育てるお手伝いをするために、このグループを創らされました。ありがとうございました。
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